ExFiのフレアファームでのSFIN稼ぎを試す(ExFi フレアファームV2)

この記事では、将来FLRを使ってリスクを取りながら、大きく資産を増やすための練習について説明します。

⚠️現在、ExFiはバージョン2(V2)が稼働中です。流動性(後で説明します)が小さい時に、多額のSGBをCANDに交換しようとすると、交換できなかったり、不利なレートで交換される可能性が高いです。もし試すのでしたら、ごく少額にした方が良いでしょう。また、お使いの環境によっては、操作などが微妙に異なる可能性があります。

ざっくりと何をするのか?

何をするかというと、資産を貸し出して取引所(フレアX)に流動性を供給し、その見返りに引換券をもらい、その引換券を預けることで報酬をもらうということです。ちなみに、後半の「引換券を預けて報酬をもらう」のをイールドファーミングと呼び、今回は実際にはフレアファームに引換券を預けることになります。また引換券は専門用語でLP(流動性供給者)トークンと言います。

今回の例では、SGBとCAND(カナリアドル。ほぼ1ドルに固定されたステーブルコイン)をそれぞれ同じ価値ずつ供給し、報酬として、手数料とSFINをもらう方法を説明します。SFINは11000枚しか無いExFiのガバナンストークンで、現在1SFIN=8000万〜1億円くらいで取引されています。将来は、預けることでフレアファイナンスの利益の一部を得られると説明されています。(リンク先の文中ではフレアネットワーク上のフレアファイナンスのトークンYFINが使われていますが、今回のSFINはソングバードネットワーク上のExFiのトークンとして、YFINと同等です。)

流動性の供給とは?

たとえを使って、簡単に流動性の供給について説明します。例えば、ミカンとリンゴの物々交換所があったとします。もし、その交換所にミカンとリンゴが大量にあれば、ミカンとリンゴの取引は自由に行われ、ミカンとリンゴの相対価値も安定していることでしょう。これを流動性が高いと言います。

一方で、もしもリンゴとミカンが少量しかなければ(流動性が低い)、どうなるでしょう?

例えばこの図では今、合計でミカン8個とリンゴ2個があります。そして、ミカン4個分でリンゴ1個と交換というレートだったとします。もし誰かがリンゴを3個持ってきて、ミカンと交換したいと言ったらどうなるでしょう。ミカンが4×3=12個必要ですが、8個しかないので足りず、交換できませんね。あるいはもし誰かがリンゴ1個を持ってきて、ミカン4個と交換したら、残りはミカン4個、リンゴ3個です。するとミカンに対するリンゴの希少性が下がって、リンゴの価格は相対的に下がります。(余談ですが、変動損失(インパーマネントロス)は、預けた時のミカンとリンゴの数(この例ではミカン4対リンゴ1)が、引き出した時には異なっている(ミカン2対リンゴ1.5)ことで生じます。)

このように、流動性が低いと、好きな時に交換できなかったり、価格変動が激しくて思ったようなレートで交換できなかったりします。(仮想)通貨の場合も大体同じような仕組みと考えてOKです。

変動損失の詳しい説明はこちらにあり、変動損失に対する対策例はこちらにありました。適宜読んで理解しておくと、思わぬ損失を防げると思います。

今回はSGBとCANDが取引の組み合わせなので、この2つをペアで取引所に貸して、流動性を高めるのが大切になってきます。例えば1SGB=0.5CANDのレート時には、100SGBと50CANDをペアで貸し出すことができます。

本来の取引所では金融のプロ(マーケットメイカー)がたくさんの資金を投入して、流動性を高めるのですが、分散型金融は私たちが好きなだけ別々に流動性提供することができます。しかも、1億円分の流動性を提供するのも、100円分提供するのも、操作は同じです。せっかくの機会ですので、例えば2000円分くらいの資金で流動性を提供し、お宝の分け前を得る練習をしておきましょう。

これから、具体的なやり方を説明します。

前準備

2022年1月8日現在、CANDの価格が1ドルを大幅に超えていますので、フレアXでSGBをCANDに交換することはオススメできません。今でしたら、BitrueでSGBとEXFIを買って、bifrostウォレットに送金し、SGB/EXFIのペアで流動性供給する方がオススメです。但し状況はすぐに変わり得るので、いずれにしてもまずは少額で試して感触を掴むのが良いかと思います。

例として110SGBの元手で、実際に流動性を供給することを考えます。最悪無くなっても、授業料だと思えるくらいの金額にしておくのがお勧めです。ただ、もしかしたら1SGB、1CAND未満の流動性提供は取引所の制限でできないかもしれません。

必要なものはBifrostウォレットと、110SGB以上の資産です。実際に流動性を提供するのは50SGBとそれと同価値のCANDですが、ガス代などを残しておくことを強調するために110SGBを例としました。もしかしたらWSGBをSGBに戻す必要があるかもしれません。土曜日の17:41から次の水曜日の23:40までは、委任分のWSGBを交換してもその週のFTSO報酬はもらい続けることができます。(次の週のFTSO委任に参加するためには、水曜の23:40までにWSGBとしてウォレットに戻しておく必要があります。)

まずは、せっかくもらえるDFLRがウォレットに表示されないと心もとないので、Bifrostウォレットに新しいトークンの登録をします。下のツイートでやり方が説明されています。ここでは下の枠の中、SFIN,CAND,FLRX3種類の合計5つのトークンを登録します。3から5番目のFLRXが、流動性を供給したときにもらえるLPトークンの名前です。名前はみなFLRXですが、供給するペアによりアドレスが異なるので、別々のトークンです。面倒くさい方はSFINとCANDのみでも大丈夫です。

  • SFIN – 0x0D94e59332732D18CF3a3D457A8886A2AE29eA1B
  • CAND – 0x70Ad7172EF0b131A1428D0c1F66457EB041f2176
  • FLRX(SGB/CAND) – 0x47C830E141234d029D953dF39B13d7728eB9f2d4
  • FLRX(SGB/EXFI) – 0xC6D2f9e21bcD963B42D85379581003be1146b3Aa
  • FLRX(CAND/EXFI) – 0xB5BF334B8Cc30B8B13fc035d171D77A217aaB091

フレアX分散取引所に接続して、CANDを得る

Bifrostウォレットに110SGB以上あることを確認してから、下のアイコン右から2番目の「田」を選び、上の🔍マークの横に https://xfx.flr.finance/ をコピペするか、手書きで xfx.flr.finance と間違えないように気をつけつつ、入力します。

次にこのサイトに接続するか聞いてくるので、Songbird Networkで接続します。接続後、再度接続するときに楽なように、画面右上の「…」メニューから ADD Bookmarkを選んでブックマークしておきましょう。取引画面は大体以下のような感じです。上に物々しく書いてあるのは、実験的な製品なので、リスクに注意してねということです。もし、取引画面じゃない画面になっていた場合は、FlareX の文字の画面右端の「=」マークをタップして、Swap(交換)を選び、右上のxで閉じれば、取引画面に行けるはずです。

取引画面で、SGBの横に数字を入力すると、自動的にどれだけのCANDが得られるのかが表示されると思います。図では手持ちのSGBが少なかったため、5SGBを入力しています。いついかなる時も、ガス代を残しておくため、残りのSGBが5〜10を切らないようにしておくと良いでしょう。交換レートですが、BitrueのSGB/USDTのレートと比較して、SGBが安すぎない(本来1ドル=1CANDであるCANDが高すぎない)ことを確認することをおすすめします。

表示された価格が納得いくものでしたら、画面右下(スクロールが必要な場合もあり)の「SwapSGB to CAND」ボタンを押します。確認画面でOKを押すと交換が実行されます。この時エラーが出て場合、交換されていないように見える時がありますが、実際には交換されている時があります。慌ててもう一度交換する前に、画面左上の「x」で一度フレアXを閉じて、再接続してから CANDの上の残額(Balance)を確認しましょう。増えていれば、交換は成功しています。0のままなら失敗ですので、慌てずに再度試してみてください。私自身も試しましたが、取引が活発に行われている状況では失敗しやすい印象です。失敗してもガス代を除いて資金が失われるなどということはなく、ただその取引が実行されないだけです。

これで、おそらく60SGBと20CANDくらいが残っているのではないかと思います。(市場の状況により異なります)

流動性提供

同価値のSGBとCANDで流動性を提供します。FlareXの画面の右側の「=」マークからLiquidity(流動性)を選び、xで閉じます。大体下のような画面になると思います。多くの流動性プールがあるので、自分の提供したいペアのものを探し、「Provide Liquidity」をタップすると、だいたい下のような画面になると思います。(最新のバージョンではSupplyはProvideに変わっていました。)

今回は流動性を提供するので、「Supply」を選びます。流動性を回収する場合は「Remove」です。

必要なら画面を下の方にスクロールし、CANDの方に提供するCANDの数量を入力します。Balanceと同じ数量を入力しますが、小数点の桁数によっては、全部の桁を入力できないかもしれません。入力後に自動的に現れるSGBの数量を見て、SGBが残ることを確認してから、「Supply Liquidity」→確認ボタンで流動性を提供します。

左上のxでFlareXから抜けて、画面左下でウォレットの残額を確認します。

画面にあるように、LPトークンであるFlareXが表示されていれば、流動性の提供に成功しています。誰かがFlareXでSGBとCANDを交換するたびに、手数料が入ってきます。手数料は流動性を回収する時に同時にウォレットに送られます。

あとはフレアファームでこのFlareXを預ければ、報酬としてDFLRが増えていくのを見られることでしょう。

イールドファーミング

LPトークンのFlareXをフレアファーム(https://xfl.flr.finance/)に預けると、DFLRが貰えます。現在のところ価値0ですが、フレアネットワークが稼働してから約1ヶ月後にYFLRに換えることができ、そのYFLRを元に、1万1000枚しかない、YFINを得ることができます。またYFLR自体が結構希少(1.1億枚)なので、それ自体に高目な値がつく可能性もあります。

まず、交換所の「FlareX」の文字をタップして、「FlareFarm」を選び、ウォレットを”CONNECT”で接続します。

すると次のような画面になります。

Start StakingでLPトークンを預けるのを開始します。

次にStake(出資)を選び、数量を決めて(通常100%でOK)、「Stake SGB/CAND LP」 をタップします。そのまま続けるかどうか聞かれるので、続けると、次のような画面になり、You Stakedの数字が増えているのが分かります。

預ける量を減らす場合は、”Unstake”を選び、同様に数量を指定して決定すればOKです。

Unclaimedの横の数字は、貯まったDFLRの数量です。1日に1回くらいはDFLRを請求し、集めておくと良いでしょう。「Claim」ボタンでできます。LPトークンを回収し、ファームから抜けるためには「Exit」をタップします。LPトークンを回収すれば、その後交換所のFlareXでSGB/CANDの流動性を回収できます。流動性を回収した時、手数料も同時に得られます。注意点として、戻ってくるSGBはWSGBの形で戻ってくることがあります。私はこれに気づかず、SGBが消えたと思い、慌てました。

DFLRを預けてSGBとCANDを得る(終了しました。今後SFINで同様なことができるようになると思われます)

今回、集めたDFLRをさらにFlareLoanに預けておくと、わずかですがSGBとCANDを得ることができます。ここではその方法を説明します。まず、画面左上の「FlareFarm」などの文字をタップして、「FlareLoans」を選びます。

その後「DFLR Staking」→「Deposit(預ける)」とタップし、

預ける量を選びます。この図では100%を選びたかったのですが、預けるDFLRの数が少なかったためか、97%までしかスライダーを動かせませんでした。その後、「Approve DFLR」で、DFLRを使用することを許可し、その後「Deposit 〇〇 DFLR」(図では表示されていません)で実際に預けます。

You Stake の下に預けたDFLRの数量が表示されていれば成功です。半日くらい経ってからDFLR Stakingの画面を確かめると、CANDやSGBが貯まっているのがわかると思います。この貯まったCANDとSGBを引き出すためには、少額のDFLRを預けるか引き出すかすればOKです。

13 COMMENTS

かず

大変詳しい内容ありがとうございます。
現状、委任報酬を得ていますが年率48%くらいです。

今回のLPトークンとの交換とではどちらが有利になるのでしょうか?

とりあえず、試験的な運用ということは理解しているので、単純に利益率だけを比較した場合のお話です。

よろしくお願い致します。

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maru@blog

取引所のフレアXでは、取引額の0.3%が流動性提供者に手数料として支払われます。一方でインパーマネントロス(変動損失)により、資産が減るリスクもあります。また、流動性提供で得たLPトークンをフレアファームに預けることでDFLRがもらえる予定ですが、その比率はまだ公開されていません。一般に早期に参加すれば、インパーマネントロスを上回る収入が手数料とファームの報酬で得られる可能性が高いですが、具体的な利益率を計算するのはとても難しいのではないかと思います。
現状では、水曜日の23:41から土曜日の17:41までは、委任のためのスナップショットがあるのでWSGBをウォレットから動かさないでおき、土曜日の17:42から次の水曜日の23:00くらいまでは、インパーマネントロスを考慮しつつ、状況に応じて流動性提供するのがやり方の一つかと思います。
ただ、ExFiのV2ではWSGB/CANDで流動性提供が可能になり、フレアファームも動き出してDFLRも得られます。ですので、ExFiに深刻なバグが残っていなければ、特に早期参加の場合は流動性提供の方が有利になると思います。この場合WSGBのFTSO委任先はDefi Oraclesに固定されるようです。 FTSOのリストは https://flaremetrics.io/ftsoです。

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かず

ご丁寧にありがとうございます。

少額で試していますが、リムーブすると
フレアXもウォレットから引かれているのですね。

なかなか全体像がつかみにくく自分が何をどうやっているのかつかめません。

委任の概要は簡単なのですぐに理解できましたが。

バイナンスのリキッドスワップと似たような事をやっているのかなって考えていますが

なにせネットでもそこまで出回っている話ではないので苦労しています。

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maru@blog

フレアX(FLRX)はLPトークンで、流動性を提供することでもらえる預かり証のようなものです。
なので、流動性を回収(リムーブ)するということは、LPトークンであるFLRXを取引所に返して、それと引き換えにウォレットにCAND/(W)SGBを得ることになります。

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塩羊かん

お世話になっております。
LPトークンのFlareⅩは、再度SGBやCANDに戻すことは可能なのでしょうか。宜しくお願いします。

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maru@blog

はい。可能です。https://xfx.flr.finance/ に接続して、右上の「=」 メニューから Liquidity を選んで、Remove ->下の方の Remove all で戻せます。SGBはWSGBで返ってくるかもしれません。あと、Remove all の前にLPトークンのApproval(使用許可)が必要になるかもしれません。

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lattemaestro

わかりやすい記事ありがとうございます。
フレアファームとは違うのですが、フレアローンについて質問させていただきたいです。
フレアXでスワップしたCANDをフレアローンのstability poolに預けているのですが、誰かのローンが精算されるたびに、私がプールしているCANDが燃やされ、SGB(WSGB)とDFLRが配布されます。
このときのCANDに対して配布されるSGBのレートがフレアXのスワップレートより悪いため、プールすればするほどSGBが減っていきます。
フレアXでスワップしたCANDをフレアローンのstability poolに預けるのは間違っているのでしょうか?
stability poolはフレアローンでmintしたCANDを預けるものなのでしょうか?
お忙しいところ恐れ入りますが、お返事いただけると幸いです。

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maru@blog

現在フレアXのCANDはフレアローンのCAND(BitrueのSGB/USDTと同じレート)より10%以上高いので、DFLRを除けば、スワップしたCANDをStability poolに預けるのは不利かなと思います。
もう少し詳しいことが分かったら、記事にする予定です。

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lattemaestro

お返事ありがとうございます。
やはりスワップしたCANDをStability poolに預けるのは不利ですよね。
記事の更新楽しみにしております。
ありがとうございました。

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